-0(マイナスゼロ)は、トライアングルサービス社開発のシューティングゲームです。xbox360「シューティング ラブ。200X」の収録タイトルとして発表され、後に270秒タイムアタック仕様でWindows版も無償提供されています。
ロックオンショットのみで敵を撃破する独特なゲームシステムと、○△□のみで構成されるストイックな映像表現が話題となった本作ですが、先月Android用タイトルとしてGゲーからの販売が開始されました。試行錯誤の末なんとかLEVEL5まで到達したので、現時点での感想を記載します。
無限ロックオンによる大規模な全方位攻撃の爽快感、大量に迫る敵を無敵時間ですり抜ける緊張感と、本作特有の魅力が損なわれていないという意味ではよくできた移植作ですが、操作方法については改善の余地があると感じました。
…公式サイトには「スクリーン上で指をスライドして自機を動かし敵や敵弾をロックオンして指を離すとショットを放つ。」というアオリがあり、実際ゲーム標準の操作方法はタップ&ドラッグの設定なのですが、この設定でプレイすると中々のマゾゲーです。問題は3つ。
1.ドラッグでの移動入力に対し、自機は一定速度かつ8方向移動するので直感的に操作できない。
2.指で画面が隠れるので敵の位置が把握できず、激突死が頻発する。
3.ロックオン解放のタイミングが調整できないため、無敵時間を考慮した移動が困難。
また、第1世代Snapdragon搭載のスマートフォンでは処理能力不足に起因すると思われる入力遅延が発生するため、先を読んだ操作が必要になってきます。
私は、Softbank X06HTにて下記設定でプレイしました。
・Screen Mode: width(横持ち。両サイドにバーチャルパッドが配置され、ゲーム画面が隠れない)
・Screen Flash Effect: off(処理落ちで自機を見失うのを避けるため)
・Control Type: 3(固定バーチャルパッド+ロックオン解放ボタン)
・FPS: 60(X06HTだと適度にスローが掛かりゲームの難易度が下がります)
※本作は画面下からも容赦なく攻撃がやってくるので、”Screen Mode: width”設定は必須だと思います。
バーチャルパッドは誤反応も少なく、ドラッグでパッド領域をはみ出してもある程度追従してくれるので中々優秀。精密操作には適しませんが、慣れればxbox360版に近い感覚でプレイする事ができます。
ただ、当初のアオリにあったタップ&ドラッグの操作でも成立するゲームであったならば、という思いもあります。動作対象機種に Optimas Padがあるので、上記操作方法の問題のうち 1.が解消されれば大画面で痛快なプレイを楽しめるのではないでしょうか。今後の更新に期待します。